僕はそんな鏡華さんの後ろ姿を見ながら、手に持っていた白い羽を背中に近づけました。 ピカッ。と光って白い羽は僕の手から背中へと移動しました。 「鏡華さん、ありがとうございました。」 僕が大きく手を振ると、鏡華さんは振り向きもせずに小さく手を振ってくれました。 僕には偉大な先輩がいるのだと心強く感じます。