神様が消えてから、僕は地面に降りる方法を模索してみました。
足をバタバタさせてみたり、手で平泳ぎをしてみたり、色んなことをしている内に気付いたのです。
「地面に降りたい!!」
そう強く願うだけで、僕の身体は勝手にエレベーターに乗った様に、ゆっくりと地面に着陸しました。
どうやら宙に浮きたい時も同じな様です。
「それにしても、タブーかぁ……」
僕は神様に言われたタブーを思い返します。
「人間に恋をしてしまったら、天使としての力を失い、蘇ることもできなくなる。か……」
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