健太くんの白い羽を拾って僕は一旦家に帰ろうと思いました。

すると空を浮かんでいると、ポフンと最近になって聞き慣れた音が聞こえました。

『やっほー。おつかれさまだね。』

「あ、神様。」

相変わらず神様は威厳がありません。

生前の僕はいったい神様を何だと思ってイメージしていたのでしょうか?

自分でも不思議なくらいです。

『あれ?何で白い羽を手なんかで持っちゃってるの?』

神様は不思議そうに首をかしげました。

「え?拾ってきちゃいけないものだったんですか!?」

ちょっと心配になって、そう聞いたのですが、神様はほのぼのとしています。

『あらやだ、違うよー。ソレ、ちょっと背中に近付けてごらん。』

神様はソレと言って白い羽を指差しました。