その夕方、僕の身体は催事場へと運ばれ、親戚のおじちゃんやおばちゃん。

学校の先生、友達。

近所に住む組合の人達に花を添え、お焼香をあげてもらいました。

「……ゆうかちゃん泣いてくれてる。」

僕の隣の席だったゆうかちゃん。

ハンカチで顔を覆いながらお焼香をあげてくれました。

「よっ、ジュン。」

「……タケル。」

「オレまだ、お前に新しいゲーム貸せてねぇじゃん。何死んでんだよ。」

タケルはずずっと鼻をすすって懐かしくて甘い薫りのする煙をあげました。



僕は本当に幸せだったんだなって、確かに感じたのです。