「まず、はるる助けに行った方がええよ、」


「っ・・・」


「矢代あい、1人は無理やで」


「お前・・・」


「敵は、学園内全員やからな」


そう言ってくくっと笑う。


王子は、ダッシュではるるの教室に向かった。














みんながあたしの周りに集る。


「庶民がえらそうな口たたいてんじゃねーよ!」


「そーよ。浮気女」


あたしは、思いっきり机を蹴った。


『あたしのこと顔と名前しか知らないくせに何もかも知ったような顔してんじゃないわよ!!』


一瞬で教室と廊下の声が静かになった。


――ガラガラ・・・


『・・・陸・・・』


「お疲れ」


そう言って教卓に陸は座った。


「王子、あんな女やめて・・・私にしたらどーですか?」


「そーよ、真美子の方が100倍・・・「で?」」


王子は冷たい目をしてみんなを見た。


「俺とはるるは、付き合ってる。男は触れるな女は見んな。鳴かせることが出来るのは俺だけ」


・・・鳴くって漢字おかしくない;!?


『;』


「はい、事件解決。質問ある奴そいつの親の会社潰す」


・・・脅迫!!!;