「気つけろよ」


「お前なに考えてるか分からねーよ」


そう言ってニコっと笑いあたしを連れてその場から去った。


「俺の爪が甘すぎんだな・・・」


そう呟いてコーヒーを飲んだ。




『ま・・・間宮くん、』


あたしは、ピタっと止まった。


「ん?」


『なにもかもに・・・なんで?』


間宮くんは、鼻で笑う。


『なんで学校来なかったの?なんであたしなの?なんで来たの?なんで・・・』


間宮くんは、あたしにキスをした。


・・・道のど真ん中で、


どっかのワンシーンみたいだ;


なんで・・・


あたしは、ゆっくりと離れる。


『なんで・・・そんなことすんの?』


「俺は小6のときと変わってねーよ」


『え』


そう言ってあたしを抱き締めた。


「・・・はるるへの想い」


――ドキン・・・ドキン・・・


「結婚前提で付き合って下さい」


――ドキン・・・ドキン・・・


心臓の音が早くなる。


「俺は小6ときから変わってない」


『間宮くん・・・』


「苗字で呼ばないで男と喋んな俺の側にいてくれ・・・」


あたしの瞳から涙が溢れる。


「そう・・・ずっと言いたかった」