『うん、』


「・・・意外だなー、なんで?」


『なんかいいのかなー?あたしなんか・・・ってのもあんし。好きって思ったことが・・・』


・・・間宮くんしかないんだなー、って感じ


「あーなるほどね・・・」


『学くんは?』


「俺ねー、浮気されるタイプでさー」


『あら』


そう言って口だけ笑う。


「全部同じ奴にね、」


『・・・学くん、』


あたしは、学くんの手を握り・・・


『学くんなら絶対に良い人出来るよ!』


「・・・っ、」


『お互い頑張ろう!』


学くんは、ニコって笑って頷いた。


あたしもニコっと笑ってオレンジジュースを飲んで学くんと語った。





――カシャ・・・ッ


「また号外出さななー」


そう言ってニヤっと笑った。


「お前だったんだー、宮川 健斗」


「こんにちはー、間宮 陸」


「二重人格だな、お前」


そう言って健斗が持っていたカメラのフィルムを取る。


健斗は平然とした態度だ。


「これはもらっとく、」


「間宮くんにはるるちゃんなんか守れんのか?」


「・・・なんで?」


「次男坊って意外と大変ちゃいまっか?」


そう言って健斗は、クスっと笑う。


「そー考えたら俺の方が合うんねんなー。俺、ずっとはるるちゃん見てるもん」


「・・・逆にキモいって」


そう言って鼻で笑う間宮くん