『ちょ!健斗・・・っ』


「俺さ王子より勝てる気する!」


「は!?」


間宮くんは健斗を思いっきり睨む。


「好きって気持ち誰にも負けないしー」


『健斗・・・っ!冗談やめてよ』


今日会ったばっかなのにっ


・・・ふざけてる!


あたしは、離れようとするが健斗は放そうとはしない。


すると間宮くんがあたしの腕を思いっきり引っ張った。


あたしは間宮くんの腕の中に入る、


「っそ」


『間宮くん・・・』


「俺をなめんな」


そう冷たい目をして健斗くんに言った。


「はるるは、俺のだ」


――ドキン・・・っ!


健斗くんは口だけ笑って教室を出た。


「ほんと、バカ・・・」


そう言って間宮くんは、あたしを抱き締める。


「も・・・離さねー・・・」


――ドキン・・・ドキン・・・


あたし、、


小6のとき話しかけれなかった理由・・・


名前も呼べなかった理由・・・


初恋。


あたしの初恋は、まだ続いてるんだ。


・・・好き。