そう言って号外を見つめる。
「俺をなめんなや・・・」
あたしは学くんとバイバイして教室であいちゃんを待っていた。
窓の外を眺める。
・・・本当、広い学園・・・
「日曜日、誰と遊ぶの?」
――ドキンッ・・・
突然でびっくりした;
『・・・間宮くん』
「“学くん”とか言わせないけど」
『・・・なんで間宮くんが・・・』
間宮くんは、あたしを抱き締めた。
『・・・っ』
なんで抱き締めるの・・・?
『学くんとあたしは・・・友達だもん』
間宮くんは、きつくあたしを抱き締める。
「いや」
そう耳元で小さく呟く。
『ね・・・なんで?』
「はるる」
そう言ってあたしにキスをする。
・・・優しいキス。