・・・いつの間に、、


ここの学園は、プライバシーがないのか!!


先生は一斉に職員室から出てその紙を取り上げたり拾ったりする。


王子が絡むとこんなもんか・・・


「・・・だれが撮ったのかな」


『え・・・新聞部じゃない?』


あいちゃんは左右に首を振る。


「この学園に新聞部なんてないのよ」


『え?』


「こーいうのを防ぐ為に作ってないみたいなの」


・・・なるほど、


『じゃあ、個人的に誰かが・・・』


「そいつが・・・もしかしたら・・・」




「姫、何持ってるん!?」




あたしは振り返った。


金髪に近い茶髪で制服を着崩している・・・


こんな子、、学園に似合わない感じ・・・


顔は、ハーフっぽくて・・・


『ご・・・号外です』


「号外・・・かー」


そう言ってあたしが手に持っていた号外を取る。


「ふーん・・・面白い記事を書く人だね」


そう言ってニコっと笑う。


「あ、俺ねー宮川 健斗≪ミヤガワ ケント≫姫の隣の隣のクラス」


『・・・どーも・・・』


「あたあたし、あいです!」


「あいちゃんかー可愛い名前だね」


「仲良くしてくださいっ」


あいちゃんの好みの顔って、


宮川健斗みたいな顔なんだ・・・;


なんかツウな感じ。