「あれ?はるる、花粉症?」


っとあいちゃんは、あたしに聞く。


『ぇ?』


「マスク、まじ頑丈じゃん」


あたしは、マスクを着用した。


王子・・・間宮くんにキスされないように!


・・・忘れると決めたのだ。


まだ15歳。


人生には、いろいろある!


・・・その一部よ、結城 はるる。


っと自分に言い聞かせているあたし。


すると後ろから黄色い声。


「王子だわ!王子っ」


あたしは、Bダッシュで校舎に入った。


「変な、はるる」




「はるる!おはよー」


『学くん、おはよ』


何か月ぶりのBダッシュ;?


「花粉症?」


『・・・あー。うん』


「大変だよなー、花粉症って」


『そうだよねー』


っと言ってクシャミのマネをするあたし。


「大丈夫ー?」


『だ、大丈夫だよー』