「なっ…!!」

「俺?俺、化学は89だから。
てらりんの授業、分かりやすいし。」

「聞いてないよ!!安藤の自慢なんか!!」

「戸田!!静かにしろ!!
通知表、特に化学について何か文句のあるやつはいるかー?
俺がなぜその評価を下したのか1時間くらい説明してやる。
戸田以外なら受け付けるぞ。」

「なんで…」

あたしは力なく言った…
だって夏休みだよ…
あたし…一人で補習?


「よし。誰もいないようだな。

さて、他になんか喋りたいことがあるやついるかー?」


って落ち込んでらんないんだった!!

「はいはーい!!」

「はい、戸田。」

「てらりん、ちょっと長くなるけどいい?」

「一体何を話すんだよお前は…
まぁ好きにしろ。
1時間の演説とかはナシな。」

「分かってるって!!
そんなに長くはなんないよ。」