* * *

「ほらほらー遠慮しないで上がれ上がれ!!
あ、母さん!!
今日、陽の分の夕飯用意してくれー。」

「あらー?陽くんいらっしゃい♪
おばさん、陽くんのために頑張っちゃうわー♪」

「んだよー…
陽が来ると機嫌いいんだからあいつは…。」

「わざわざすみません…。」

「いいのよー♪ゆっくりしていってね。」

「ありがとうございます。」

「陽、こっちー。」



俺は久哉の部屋に案内された。


「適当に座ってくれ。
まあまあ綺麗だろ?」

「この前よりはな。」

「さてっ!!本題!!
ぶっちゃけどーすんの?」

「えっ!?」



話すことはこの内容だろうと見当はついていたけど、まさかいきなり…
しかも単刀直入に聞かれるとは思ってもみなかった。

正直…戸惑う。