「そっか…
じゃあ…これからはそう呼ぶね。」

「うんっ!!」

「あ、じゃあ俺のことも呼び捨てで呼んでよ。」

「え?」

「『陽』で。ね?」

「『陽』でいいの?」

「うん。」

「陽…陽…陽…。」

「練習?」

「うんっ!!
なんか陽って呼び慣れないから…。」


そんな姿がなんだか可愛くて俺は思わず吹き出してしまった。



「ちょ…
人が真剣に練習してんのに何笑ってんの!?」

「ご…ごめんごめん。
だって…そんなに真面目に練習することないのに…
はる、真面目すぎだよ。」

「そ…そうかな?」

「うん。で、もう慣れた?」

「うんっ♪バッチリだよ!!
あ、ところで陽はいっつもここにいるの?」