「はるー!!なんで沈んでんの!?」

「緋那。」

「新しい美容法??」

「んなわけないじゃん。あたし美容とかよく分かんないしー。」

「でもはるの肌ってキレーだよねっ♪」


そう言いながら、緋那はあたしのほっぺをプニプニしてくる。


「もー。今あたし考え事してんだから。」

「ナニナニ!?
もしかして恋!?恋の病!?
だったらあたしに相談しなよっ!!」

「別にそんなんじゃないもん。」

「もー素直じゃないんだから!!」

「素直じゃなくない!!
ってゆーかもうあたし寝るっ!!」

「ちょっとはるっ!?」


あたしはお風呂場を出た。


「もー…何慌ててんのはる…??」

「ひーなっ!!もうちょっと、時間をあげて?」

「どういうこと…梨絵?」

「はるはお子ちゃまだから、って話。」