もう…何時間経ったの…?
時間間隔もなくて、頭の中がぐわんぐわんする。


「ちょ…あたしやればできる子だよね!?
かなり進んだー!!」

夏休みの課題は3分の1くらい終わり、てらりんお手製追加プリント(てらりんの野郎…25枚も作ってくるなんて…!!)を3枚終わらせた。


「俺の教え方がいいから結構出来てるしな。
ってもう12時越えてるな。」

「あ…ホントだ。」


時計を見ると12時15分。

あれ…陽…まだ練習終わってないのかな?

ふと外を見るともうグラウンドには次の部活が入ってきていた。

安藤もいるってことは野球部だなぁ。




「はる、終わった?」


制服が少し乱れ気味な陽がそう言った。