学校に着いて…

ミサ(…あの夢なんだったんだろ…男の子?だった気がする…なんかすごく大切だったと思う…思い出せない…なんで?)

そんなことを考えながら部活が終わり…

ミサ「…あ!またバスの定期忘れた…最近忘れ物多いなぁ…仕方ないまた歩いて行くか」

すこし歩いて…

ミサ「あ…公園だ…ちょっと時間あるし行ってみよ〜」

小さい頃の懐かしさを感じながらあちこち歩き回った…

ミサ「あ…ブランコだぁ懐かしいなぁ…よく小さい頃友達と遊んだなぁ…友達?…誰と?…誰だろう…思い出せない…なんで…」

「本当だよ…」

ミサ「!!!!!!?」

砂場の所から聞こえる

ミサ「だ…誰?」

「ボクだよ…忘れちゃったの?ヒドいよ…」

ミサ「誰?誰なの?分からない…教えてよ」

「小さい頃よく遊んだじゃん…」

ミサ「小さい頃?………分からない…思い出せない…」

「ボクのこと忘れちゃったの?」

ミサ「思い出せない…分からないの」

「ヒドいよ…毎日一緒に遊んでいたじゃないか」

ミサ「一緒に?…君と?」

「ヒドいよ…何もかも忘れちゃうなんて…」

男の子はだんだん消えていく

ミサ「まっ待って思い出すから…」

「また会えるよ…」

ミサ「待って!行かないで!!」

男の子は…消えた

ミサ「…なんなのよ一体」


いつの間にか泣いていた

だんだん雪が降り始めた…