そろーりと先輩の顔を
恐る恐る見た。

すると先輩は

「あははははっ‼」

ーヨソウガイデス(某CMより)

「比奈乃お前ほんとおもしれーな‼」

先輩は腹を抱えてかれこれ
10分くらい爆笑してた。

「先輩っ‼笑すぎですよっ‼//」

あたしはさすがにそういわないと
先輩がずーっと笑っていそうなので
声を掛けた。

「いやぁ、すまん。はは……はぁ、
比奈乃みたいは女性は初めて
だから…つい、な。」

そうでしょうね、自分でも
驚きましたし。

でも先輩の笑顔が見れたし
いっかな♡

先輩は
一通り笑ってから
真剣モードの顔になった
そしてあたしの顔を
じっと見て

「比奈乃…明日のコト
ほんとうに行かなくていいからな?」

「大丈夫ですよ?あたし
結構女子同士だた強いですし。」

なんて言って力こぶを
作ると
先輩がすごく不安そうな顔で
あたしの肩を持って

「ほんとうに女子だけで
くるとは限らんだろう?
お前は女の子だ、どう頑張っても
男には勝てない。」

先輩の言う通りだ、でも
このままなんにもしなくて
行かなかったら負け犬当然だ
あんな奴らにそう思われるのは
プライドがゆるさない
だから・・・

「わかりました。バトるのは
やめておきます
先生に相談してついてきて
もらうことにします。」

そう言うと先輩はほっとした
顔であたしの事を見つめた
そしてあたしをぎゅっと抱きしめて

「本当にお前だけは
守られてくれ・・・っ、」

というコトバを吐いてあたしに
密着させた体を離した
あたしは先輩のいきなりの行動に
ただただ呆然と口をぽかんと
開けていた