あたしは体育館の裏に
つれて来られた

2人きりでなんて
甘い妄想通りには行かなく
数人……いや十数人の
女の人のおまけ付きで。

「・・先輩はこれは
一体どういう事ですか??」

小声であたしが先輩に問いかける
すると一瞬であたしに冷たい
視線が飛び交う
・・・もしかして、いやもしかしなくても
これは!告白されて断ることが
出来ず、その理由に付き合ってる人が
いるからといって断ったがいいが
その付き合っている相手を
連れてこいというラブコメ的
流れなのかぁ!!!
しかもその代わりの恋人役の人が
ちゃっかり自分の好きの人で
そのままってやーつーなーのーかー☆//

「実はな、ミーティングを
してたのはいいのだがこれからは
すごい大変になるから一人一人
専属のマネージャーがつく事に
なってだな、俺が誰にしようと
迷っていると彼女達がマネージャー
の申し出をしてくれたんだが
なにか危ないことになりそうな
男の勘が働いたんだ。」

はは~ん、なるほどね
それでそれならまだ
恋愛対象者じゃないあたしを
マネージャーにしようって
ことですかぁ。
・・・・・・はぁ
こんなのお前は告る可能性
ないから別に周りに置いといて
いいってことだよね

まぁあの女の人たちよりかわ
ましかもしれないけど
でもなんか複雑・・・・。

・・ううん!!こんな事で
めげちゃダメだよね!!
マネージャーっていう他の人より
近い立場なんだから
この立場を利用して先輩と
お近づきになってやる!!

「それであたしがマネージャーに
なればいいんですか??」

すると先輩の顔はパッと明るく
なった(気がする)
まぁこの笑顔が見れたから
いいかも♡←ゲンキンな奴

「ああ、頼む!」

「はいっ、わかりました☆」

あたしは先輩の頼みに
笑顔で答えた