桜舞う校舎、その学校の独特の匂い、入試のときに見たかどうかってくらいの
印象のいろんな人

あたしがこれから通う『天高良高校』志望理由は

それはあの人がいるから・・・、まだあたしのこと覚えてて
くれてるかな


● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
          ~2年前~

「尊~!!ねぇねぇ見た?!今のシュート??!」

彼女はあたしの親友、悠。今サッカー部のキャプテン(佐々木先輩)と
付き合っているの。
あたしはどこがいいのか全然わからないけど
こんなこといっちゃダメだね。仮にも親友の彼氏だし(←失礼)

「うん、うん、見た見た。」

あたしは気のない返事をする

「もぉ、ちゃんと返事してよぉ」

悠は顔を膨らましながら上目遣いであたしを見る
悠は学年の中でも結構モテていて月に1回は告白されるらしい
年上・同級生・年下全てメロメロらしい。恐るべし悠・・・。笑
だけどか女子からの人気はあまりよくない
でも本人は「尊がいるから全然平気だよッ♪」って
言ってくれる可愛い悠☆絶対守ってあげるよ★

サッカー部が休憩になると悠はキャプテンの方に
走っていきタオルを渡していた
先輩は顔を赤らめ照れくさそうに受け取っていた。

まんざらでもないんじゃない?
とか思いながらあたしは違う方を向いた・・・

すると1人の男の子があたしの方を見ていたから、あたしは
微笑んだ。そしたら男の子は顔が真っ赤になって友達の方を
慌てて向いていた・・・もしかしてあたしの事が好き??
まさか、自意識過剰だよね。

先輩にタオルを渡し終えた悠がこちらに戻ってきた。

「先輩笑顔でタオル受け取ってくれたよぉ><///」

あ~可愛いな悠☆先輩と末永くね★*.+