「.....綺麗.....」


...本当にそれしか言えない。


綺麗な青空。


澄み渡った空気。


生き生きとした草花達。


....そしてその中にある一本の太い木。


その場所には、私と進さんしか居なかった。


「ここは....始まりの場所や。」


「始まりの場所.....?」


「俺と...彼女が最初に出会った場所。」