それは、保健室。

中学生時代の3分の1以上は、この部屋にいたと思う。


ここで、思い出話をしてた。


なんとなく、窓辺に近づいてグラウンドを眺めた。


「あっ!!」

「どうしたの?」

「く、車がない…」


いつの間にか、松木先生は出かけてた。


「もう少ししたら、戻ってくるって。」

「ぅん……」


めっちゃ、依存してる。


車が無いだけで、ここまで落ち込んじゃうから。