そんな鏡台を見て
かすかに表情を変える真奈。



「このまま適当に撃っていれば
いつか子供に当たるだろう。


私が拳銃を撃ってできた穴から
血が噴き出してきたら…」


男は唇をゆがめ笑う。



「子供が死んだってことだ」


男はきょろきょろと部屋を見渡し
品定めをしている。



「次はどこを撃とうかなあ…」