…ドクン…






早坂さんが指でキスマークのあとをなぞる






…ドックン…

…ドックン…






触れられた場所に全神経が集まって、そこだけ妙に熱い……///







ゆっくりと顔が近づいてくる//







目が合った//






次の瞬間……







早坂さんのふっくらした唇が私の唇スレスレを横切って
キスマークの上に落ちてきた…//







キスを落とされた箇所から血液が逆流していく…//

カラダ全部が熱っぽい…








“チュッ”と小さな音をたてて離れた唇







『男ってのはな…

理由なんかなくたって
こんなことができるんだぞ?

わかったかバーカ!!』







イタズラな笑みを浮かべながら、“ざまーみろ!”と言わんばかりの早坂さん







縮まった距離がだんだん遠のいて行く…









やだ……







離れていかないで……

















「わかんないもんっ!!

ぜんっぜん!わかんない!」






唇をとがらせて言うわたしは、きっとゆでダコに違いない//






“チッ”






そんな音が聞こえたと思ったら……―