このまま、声が出せなくなったら、 Lightは…? あたしは…? シャナみたいな巧みな声を出したかった。 それよりも、 この事を恭介に知られたくない…。 「琉莉~」 「あ…奏太…」 「今日も無理っぽい?」 「うん……」 「大丈夫かよ…。 明後日からまた仕事だろ…」 奏太の言いたい事はわかる。 あたしだって、あたしだって…… 「わかってるもんっ」 わけ分かんないのっ…。 このままじゃいけないってわかってるの…。 もう泣きたいよっ…。