家路も考えながら歩く。 「すぅ~、はぁ~」 何となく思い付いた歌詞を歌にして口ずさむ。 歌っていくと、自分の中から溢れ出てくるメロディー。 歌を歌うと、見る世界が変わる。 「ふぅ~……」 恭介はもう空の上だよね。 おっきいなぁ、空は…。 夕焼け空はだんだん暗くなってくる。 来週は学園祭だ…。 恭介と一緒に周りたかったなぁ~…。 でも、恭介は仕事かもな…。 あたし…物思いにふけりすぎだよっ…!! これはあまりにも重症だな…。 「はぁぁぁあっ…」