「も、ビックリしたー!」


ヘヘっと笑う梨乃。
いつものように笑えてる。


「梨乃、ちょっとあっち行こう?」


あっきーが梨乃の手を引いて移動した。
私たちもついていった。








「梨乃、今日はどうしたの?」


「え、えぇっと。あっきーが、元気かなぁー?って、ね。」





誤魔化すようにまた笑った。








「そっかー。」





なにこの、のほほんとした空間。
さっきまでの私たちが居た場所とは全然異空間。





「梨乃。」