「お前なら、愛純も俺が居なくなっても笑って行ける気がするんだ。
ま、俺が生きてるうちはてめーなんかに渡さねーけど。」




「俺に奪われたくなかったら、せいぜい生きることだな。」



“生きろ、
死ぬな”


こんなことを言えないけれど、
俺たちらしい言葉で伝えればいい。


「まぁ、“もし”だし。俺死なねーし。第一愛純がお前なんかに惚れられないし。」





きっと、連だってわかっている。
これが俺たちらしいんだ。





「約束しろ、愛純を独りにするな。」









そう言い残して、先にホテルへ連は戻った。
“俺が居なくなったときに、お前が愛純を護れ”







お前は死なねえよな?