そして、
梨乃の部屋へ上がらせてもらった。





「梨乃、どういうつもりなの?」





まぁ、梨乃がちょっと焦るのも無理はないよね。
こんなに唐突に聞かれるなんて思ってもみなかっただろうしね。




「な、何が?」





「何がって、婚約の話!あっきーはどうすんの?あんたどんだけっ.........。」




と言った瞬間。
連と蒼がやっぱり............。と呟いた。
まだ言ってなかったか。
マズった。



「いいよ、愛純もう言ってもいいよ。終わったことだし。」



「バカ梨乃ッ!あっきーのこと、何年好きだったかわかってる!?私、梨乃の傍にいたから、知ってるよ!?誰よりもあっきーが好きだって。学園の子よりも、世間のファンの子よりも、ずっとずっと好きだって。ずっとずっと前から好きだって、誰よりも、誰よりもっ一生懸命でっ......................。」