「でも、危なすぎる。私を狙う奴等なんて心は無いんだから、何をしてもおかしくない。約束したあとに言うのもなんだけど、何でそこまで私を守ることに拘るの?じゃなくて・・・拘ってくれるの?どうして私を、守ってくれるの?」

連はハハっと笑った。

「何で愛純を守るか?何言ってんだよ。
当たり前だよ。愛純は俺の全てなんだ。
愛純が居なかったら、今、俺ここに居ない。
昔っからもう、決めてたんだよ。

知ってんだろ?俺は何でもできるって。
守ることは当然、できる。

つまり、俺は誰を相手にしても負けることはねぇ。」


「───────けど」

連は長く喋り続けた後も尚、話を続けた。

「愛純を守るためなら死ぬ事だって怖くない。

それに万が一だ。本当に万が一.............俺がやられたとする。
俺はそうやって、愛純を守ることができたのならば、



そうやって死ねるのならば、俺は幸せだな。

場によっちゃ、俺が犠牲になるという選択肢があった場合は進んで犠牲になる。その時は何も気にするな、何も思うな。」


死ぬのが・・・怖くない?
そんな死に方が・・・幸せ?