授業が全部終わり 、周りでは部活が始まっていた。

陽も落ちてきていて 薄暗い教室からコウはグラウンドを見下ろす 。



‥ いつもなら ヒロがはしってるのに な 、

ゆっくり窓を撫でて 、額をくっつける


「駄目だ‥ 、考えすぎ かな」

カタン‥


コウ以外誰もいないはずの教室から 物音がした

コウはすぐに振り返る

「誰だっ!?」


すると 朝聞いた笑い声が聞こえた 。

「お前、朝のっ‥」

『いかにも‥』

声はするのに 姿は見えない 。コウは何度も周りを見渡し声の主を捜す

「くそっ 姿みせろっ!」

バタンッ ‥


扉が閉まる音がして急いでそっちを見るがやはり姿はない 。


「高校生が意識を失っていくのは お前の仕業か?」

『‥だったら どうする?』

耳元で声が聞こえ 、振り返った瞬間 、頬に痛みが走る 。

そこを撫でると手に血が付いた

「っ‥ー 何が目的だっ!?」


周りが静まり返る


「答えろっ」

すると 、黒い陰が現れ コウを押し倒した

『うるさい奴だな 。』

強い力で口をふさがれる

『安心しろ すぐに‥全て分かる。なぜなら 次はお前だからだ』


そう言って そいつはコウの胸に手を置いた

するとその手がコウの胸の中に入ってくる 。


「っー‥!!? 」

全力で抵抗するも叶わず そのまま何かを引き抜かれて 意識を手放した


駄目だ‥ このままじゃ 、俺までっ‥ー