照城は自分を大人に見せたい時期があったようだ。


カツ「読んだふりしてたんだな(笑)」


ミウ「あっはっはっは☆お腹が痛い(笑)」


照城「野口英世って凄い人なんだって!黄熱病の研究してた事くらいしか判んないけど…。」


マッキー「そのくらい中卒の俺でも知ってるってば(笑)」


こんな具合で4人は盛り上がった…。


お酒が進み、色々と注文し楽しむ…。


ミウ「あー…酔ってきた…。」


ミウはカツに寄りかかる。


カツ「俺も今日は飲み過ぎた…。」


カツもカウンターにうつ伏せになる。



するとマッキーが思いついたように話し出した。


マッキー「あー、そいえばテルよ。」


照城「え?」


マッキー「この町の工場がバイト募集してたぞ。急募でな。」


マッキーはたまに美味しい話を持ってきてくれる。


照城「え?ホント?」


マッキー「そこで働いてる主任さんがうちの常連でな。この時期忙しいらしくて何人か集めるらしい。…ほら。」


マッキーは奥の棚からチラシを出してきた。


照城「カツやミウも就活でお金が要るって言ってたからな…。やってみようかな…。」


酔っぱらったカツとミウを見つめる照城…。