ミウ「そうそう、テルは昔から感受性強いよねぇ(笑)」


マッキー「そうなの?」


幼なじみと飲み屋に行くと、決まって子供の頃の話になる。


照城「そうかぁ?そんな事ねぇって。」


カツ「小学校の頃に赤ちゃんが産まれる事についてのビデオを見せられてさ。」


小学校ならではの教育ビデオだ。


カツ「高校生くらいの子が、好きな人と…その…ヤっちゃって、避妊しなかったから赤ちゃんできちゃいました。…っていう如何にも教育ビデオらしいベタベタな内容なんだけどさ。結局赤ちゃん育てられなくなって孤児院みたいなとこに預けるのよ。」


ミウ「そしたらテルってば1人で大声で泣き出しちゃって(笑)てか途中から泣いてたんだけどね(笑)」


照城「…普通泣かないか?…」


カツ・ミウ「泣くまではいかない。」


照城「うっそーん…。み…ミウ福祉でしょ?」


マッキー「テル…俺は判るぞ…お前の気持ち…。」


照城「マッキー…やっぱ本当に優しいのはあんただよ。」


カウンター越しに照城とマッキーは抱き合う。


固い友情が生まれる。