「あたしってクラス何組になったんだろう?」
そんなことを思いながらクラス発表を見にいくと
あたしは1年3組だった。さっそくせきに着くと
後ろから
「結衣って可愛い名前だね。あっ。あたしの名前は中澤桜結香。結衣ちゃんって呼んじゃうね。あたしは桜結香でいいよ。」
「うん。ねぇ、桜結香はあたしのこと知ってる?」
「え?なんで?知らないけど・・・。」
「そっか。じゃあ分かった。これから仲良くしてね。」
「了解~。じゃあ今日からうちら親友だね。そうだ。今日遊ばない?」
「え?今日!?は無理かな。。。家でママ待ってるからごめんね。また明日誘って。」
「そっか。じゃあ明日ね。バイバイ。」
でもこのときのあたしは桜結香の悲しそうな表情を見逃すことができなかった。
「ねぇ。桜結香。やっぱり今日遊ぼう。」
「でも結衣ちゃんママ待ってるんじゃないの?」
「ママは家に帰ったらいつでも会えるから大丈夫だよ。」
「本当?ありがとう!!でねさゆ結衣ちゃんに相談があるんだ。」
「あたしに!?じゃあ1回家に荷物置いていってもいい?」
「うん。いいよ。じゃあ集合場所は駅前の第3倉庫でどう?」
「え?第3倉庫??他のところにしない?」
だって駅前の第3倉庫はあたしのパパが殺されたところ、、、
それに危険な人たちの集まりの場所だったから。
「いやだよー。さゆ第3倉庫じゃなくちゃいや。結衣ちゃんお願い。」
「ねぇさゆ。本当にお願いだから場所変えて。せめて第2倉庫にしよう。」
「じゃあそうしよう。あとでね。」
そういって桜結香は携帯で誰かに電話をかけて教室を出て行った。
あたしも桜結香に続いて教室を出た。