あたしの名前は蒼菜結衣。
今日から高校生になったんだ。
「じゃあママ、そろそろ学校言ってくるね。」
「は~い。気をつけていくのよ。結衣。」
「うんっ。じゃあ今日はちょっと帰るの遅くなるかもだけど、なるべく早く帰るね。」
あたしはスキップを踏みながら今日から始まる楽しい生活を夢見ていた。
でもそんなことはなくて。
あたしの人生はアイツが現れたことによって簡単に崩れていったんだ。