大好きな声…



颯人だ…




「ちっ…男いんならさっさと言えよ」




男たちはいなくなった



あたしは颯人の方を見た



「ちぃ、大丈夫か?」




やっぱりその人は



紛れもなく颯人で



あたしは颯人の胸に飛び込んだ




「颯人ぉー…怖かったぁー」




あたしは颯人の胸の中で泣いた




「泣くなって…。急にいなくなるちぃも悪いぞ」