あれから季節は流れ2学期になった



一気に受験モードに入った



あたしは結局、あれから颯人と進路の話はしていない




「あれ、千夏どこ行くの?」




あたしが椅子から立ち上がった時、咲良ちゃんに声をかけられた




「あ、進路希望の用紙出し忘れちゃって」




と、あたしは用紙を見せながら言った



咲良ちゃんはいってらっしゃいと手を振った



昨日までの進路希望の用紙をうっかり家に忘れちゃっていた



あたしは職員室までの道を急ぐ




「失礼しまーす」




あたしは担任の席に向かった