「うん。」
やっぱり、光さんか絡みなのか
「パンダのしっぽは白だって、言ってな」
え…?パンダのしっぽ?!
「うちが、黒ゆうたんやけど、白だって言い張って…。」
「それで、ケンカしたわけ?」
真面目顔で、言うから何かあったのかって心配したけどさ。
くだらなさすぎるよ。
パンダのしっぽの色で、ケンカって…。
「あおい。うち、どうしたらええかな?(泣)」
いや?悩むことなくない?てか
「謝れば?きっと許してくれるよ!」
「せやなっ」
大丈夫かな…この二人…すると…
「未留!!」
「光さん?」
えっ光さん?
タイミング良すぎかも… 「未留。ごめんな。せっかく、動物園行ったのに」
「うちこそごめんなさいちょっと言い過ぎて…」
「いや、未留の言う通り、パンダのしっぽは黒だったよ…俺の間違いでごめんな?」
「いいんですよ!」

あーあ、仲良くなるとこれだもんなー
大丈夫かな?この人達…
まぁ仲良くなったし
いっけんらくちゃく?かな
二人には私が見えてないみたい。
まったくイチャイチャしちゃって
私がそんなことを思っているとも知らない二人は私を置いてどこかへ行ってしまった…
って私は完全無視かい!
未留ったらせっかく相談に乗ったあげたのに!
私はふて腐れながら持ってきたお弁当を食べ始めた。

「何ふて腐れてんの?」
「翔くん!」