……ウソだと思いたかった。


でも……陸が居ない今、私にはこの話を受け入れることしか出来ない。




「……もうすぐ、陸の命日だ」


ねー陸。……私、陸のこと忘れないよ。




陸と過ごした半年はとても短かったけど、私が陸と過ごした時間は絶対に忘れないよ。


……今、陸は天国でなにしてるのかな。




私のこと、まだ覚えててくれてるかな?


……そうだといいな。




「また、逢いに行くからね。……陸」


陸が大好きだった、カスミソウの花束を持って。




「……待っててね、陸」


私、陸に逢いに行くから。