真由子は満面の笑みで言った。




「……そうかな?」


「うん。だって葉月、男の子からモテモテだもん」


真由子はそう言うと、私の頭をポンポンと撫でた。




「……そんなことないよ。真由子だって可愛いもん」


真由子なんか背がちっちゃくて目がクリクリしてるから、お人形さんみたいだよ。




「本当?でもモテモテの人に可愛いって言われると、なんかちょっと恥ずかしい」


「なに言ってんの。私より真由子のが可愛いよ。目なんかクリクリしててさ、お人形さんみたいだよ」




私はそう言うと、フワッと笑った。


真由子が顔を真っ赤にさせる。