「……俺はただ」


「言い訳なんて聞きたくありません。いい加減目を覚ましてください。アナタは教師、私は生徒。……それ以上でも以下でもありません。ましてや教師と生徒が恋愛なんて、絶対にしちゃイケないことです。私だってそのくらいは考える力があります。……やっていいことと悪いことの区別くらいわかります」


「…………」


「いいですか?金輪際、もう二度と私には関わらないでください。迷惑なんで。……失礼します」




私はそう言うと、伊吹に軽く頭を下げてから教室を出た。


……アイツ、マジでなんなの?




ウザいったらありゃしない。


迷惑にも程があるわ。