「えっ……じゃあ私なんてもっとヤバいじゃん!!葉月より頭悪いのにーっ」


真由子は唇を尖らせた。




「……じゃあ伊吹先生に教えてもらいなよ」



伊吹なら喜んで教えてくれると思うし。




「えっ……ムリムリッ!!伊吹先生目の前にしたら、絶対に勉強に集中出来なくなるもん!!」



真由子は焦ったようにそう言った。




「……じゃあ伊吹先生のことを意識しなきゃいいのよ」


そうすれば勉強にも集中出来るようになるんだからさ。




「無茶言わないでよぉ。伊吹先生のことを意識しないなんて、絶対に出来ないよぉ」


真由子は顔を真っ赤にしながらそう言った。




……はあ。