「……アハハッ」


私は苦笑いした。




「早く行こーっ。アイツウザいから」


「うん。そうだね」




私たちは急いで科学実験室へと向かった。


でっ、なんとか授業には間に合った。




―――――…




キーンコーンカーンコーン……。


チャイムが鳴り、授業が終わった。




「はあ……やっと終わったあ」


真由子は深いため息を零した。




「お疲れ」


私は真由子の肩を叩いた。




「はあ……ほんと科学って意味わかんない。あんなの出来ないし」


真由子は廊下を歩きながらそう言った。