だけどこの手紙に込められた想いは……もう儚く散ってしまった。


この手紙に書かれていたことはみんな、もう私に届くことはなくなってしまった。




「……でもね。陸のこの想いは、私にちゃんと届いたよ」


陸がこんなことを思っていてくれたなんて……私、全然知らなかったよ。




陸が私にプロポーズしようと考えててくれたなんて、思ってもなかった。


まだ付き合って間もなかったのに、こんなこと思ってくれてたなんて……すごく嬉しいよ。




「……もう、びっくりしすぎて言葉が出ないよ」


なんて言ったらいいのか、わかんないよ。




でもね……私はもう、陸の想いに応えることは出来ない。