「優馬さん!!何であたしを出してくれないんですか!?」
絵里奈さんは必死に言っていた。
「今回は、お休みって事。」
「何でですか!?あたしよりあの新人がいいと思ってるんですか!?」
新人…あたしの事だよね?
「そうは言ってないだろ?」
「じゃあ何でですか!?あたしが今までどれだけ頑張ってたか優馬さんが1番よく知ってるじゃないですか!!」
優馬さんは困ったような顔で答えた。
「知ってるよ。だから、出さないの。今は、陽奈を育てる方が先。絵里奈には、陽奈を指導してほしいんだ。いいな?」
そう言って、優馬さんは、絵里奈さんの返事を聞かずに去って行った。