食い終わっても、陽奈は起きない。

「陽奈、起きろ。」

「ん‐…」


何度声をかけても、陽奈は起きない。

「ひーな!!」

「ん‐ん…」


ドクンッ…

俺の心臓が大きく波打った。

「声エロい…」

…待って…俺ドキドキしてる…。

「起きろって…」

何しても起きない…そろそろキレますよー?

なんてな…。


しょうがないから、陽奈を、いわゆるお姫様抱っこをして、ベッドに運んだ。



寝顔とか…普通に可愛いし…ムカつくけど。

何でムカつくんだろ…。