陽奈はとっくに寝たと思ってた。
リビングに入るとテレビがつけっぱなしで、陽奈はソファーに気持ち良さそうに寝ていた。
制服のままって事は…風呂にも入ってないのか…?
あ…そっか…何にも言ってなかったから、何もわかんねぇか。
ベッドも運んでねぇから寝るにも寝れねぇか…。
キッチンの方に行くと、オムライスが作ってあった。
「…?あ…俺が作れっていったのか…。」
とりあえず、ゲストルームのベッドを陽奈の部屋に入れて、作ってくれたオムライスを食った。
「うまっ!!」
料理上手いんだ…。
なんか、陽奈の事、ひとつ知れて嬉しかった。
「何で、喜んでんだろ…意味わかんねぇ。」