あたしたちは、一通り、買うものを買って、家に帰る事にした。


「じゃあ、あたしこっちだから!!ばいばい!!」

そう言って、明咲は帰ってった。


「はぁ…」

溜め息しか出ない…。

日悠の家か…あぁ…あたし何されるんだろ…。お兄ちゃんの馬鹿…。



あたしは家に帰って、準備をした。

それから、日悠に電話した。
なのに…出ない…。

ムカつく…自分が電話しろって言ったんじゃん!!
意味わかんない。


4回目でやっと繋がった。

『陽奈ちゃんごめん!!仕事が長引いちゃって…ごめんね?今家?』

誰あんた…。誰かと一緒だねこれは…。じゃないと、日悠があたしに王子様キャラで話すわけがない。


「お仕事お疲れ様!!今?家だよ♪準備出来たから電話した!!」

とか、あたしもいい彼女気取りで答える。

『わかった。じゃあ、あと…20分ぐらいで行く♪』

「わかった!!待っとくね♪」