俺は黙々と、デザインを考えた。

無理…案が浮かばない。
何枚描いただろ…?


「優馬?」

「ん?」

「見せて。それ。」

俺は優馬が直した、デザインを指差した。

優馬も俺の描いたデザインを取って見た。

「やっぱ日悠はすげぇわ…。」
「当たり前。…ん‐でも優馬のも結構よくなってんじゃん。」
「まじ!?じゃあ、このぐらいでよくね?」

優馬は持ってた紙をテーブルに置いて、ソファーに横になった。

「うん。もういいや…。今年の夏物少なくなっけど…それもいいよな?」

「いいよいいよ。まだ、水着とかあるし。」

だぁ‐水着…俺、1番嫌い…。デザインしにくいもん…。