学校まで来たら、陽奈がぽつんと立っていた。

「あ…車だったんだ…。」

「乗れば?」

陽奈は、ドアを開けて俺の隣に座った。


「君が陽奈ちゃん?」


「はい…。」

「こいつ社長代理の優馬。ちなみに25歳。」

俺が紹介すると、陽奈は、ちよこっとお辞儀した。



「道案内よろしく♪」

「あ!はい!!」


「ってか両親とも家にいんの?」

俺が聞くと陽奈は下を向いた。
俺何か言ったかな?